2012年 01月 03日
年が明けた。 辛い年となった昨年を踏まえて、これからの一年を見通すならば、今年は昨年に増して辛い年となることを自覚せねばならない年である。 ただし、辛さの内容が全く異なる。 この辛さは、そこにあるとわかっていて、きちんと考えれば乗り越えられる筈のものだし、乗り越えねばならないものである。そして来年、再来年と希望を先に繋げることの出来る類いの辛さである。 いまさら、書く程のことではない筈だが、書かざるを得なかった。 さて、東京公演の月である。 音楽は一曲を区切りとしているが、演奏会は演奏会である。 いつでもそうなのだが、特に今回の東京公演は、一曲目が全てである。 二曲目も、三曲目も全てである。 「ああ、中プロは良かったね」と思われただけではダメなのだ。 前プロから最後まで「ああ、良いな」と思ってもらわねばならない。 気が付いてくれている出演者もいるとは思うが、 この公演でそれが出来ないようならば、今の音泉を続ける意味はあまりない。 何方かが違うと仰るかもしれないが、今回の東京公演で、前プロからしっかり出来ないようならば、私たちは音楽の楽しみを自ら体現していないし、ましてご来場のお客様に伝えること等、決して出来ない、と私は考えている。 思い返して頂ければわかるが、20回記念から始まった大浴場は、この東京公演で1つの区切りを迎え、それは自ずと音泉にとっての公演とは何かと言うことを突きつけているのだ。 そうなるようにやってきた。 だから、出演されるみなさんには是非とも真剣に魔笛を、コンチェルトを、交響曲を、どうしたら音楽としてみんなで喜びとなるように出来るかを考え、体現しようと努力して欲しい。 とは言え、頭でっかちになる必要はない。 やるべきこと、押さえるべきところ押さえたら、あとは客席を巻き込んで盛大にノリまくるのだ。 弾きたくて弾きたくて、吹きたくて吹きたくて、叩きたくて叩きたくてしょうがない自分たちを上手に抜かりなく一曲目から解放しよう。 それに、私たちにはまだ3回も練習日が残されている。
by bassbassbassyy
| 2012-01-03 21:53
| 音楽
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