音泉室内合奏団の食卓

ceonsen.exblog.jp
ブログトップ

<   2011年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2011年 10月 30日

ら・まるみった

La Marmittaのセカンドコンサートに縁あって出演させて頂きました。
皆様、お疲れ様でした。
最初はガチガチでしたが、後半は食べ物、飲み物、某I君の迷(名)アナウンスもあって寛いだ、和やかな演奏会になりました。飲み食い交えての演奏は良いですね。大らかな気分で時間を楽しめます。
出演者も全体として良い時間をお客さんと過ごすことが出来る。音楽の色々な側面の中でも、もっとも楽しい側面の一つであると思います。とても楽しめました。

 ジャズのステージでは飲み食いを伴うステージが一般的で、音楽ホールでのステージはあまりない。
世紀のインタープレーセッション・レコードとなったビル・エヴァンス・トリオの1961年6月25日のヴィレッジ・ヴァンガードでのステージ。お客は熱中して飲み食いもほどほどだったらしい。もっとも、お客が熱中していたのはステージの演奏ではなく、競馬だか野球だかのラジオ中継だった、との落ちがある。
 昔(50〜70年くらいか?)のジャズプレイヤーには薬漬けになったり、アルコール中毒になったり、自殺したり、と言う方が結構おられて、色々と考えさせられることが多いが、ともかく音楽に身を投じた結果、紆余曲折の結果、破滅を招くことになってしまう。それだけ音楽に入れ込んでいて、中には客のことなんかどうでも良いくらいに「音楽」『音楽』とのめり込んでしまう人もいた。でも、大方は自分がハッピーになれて、聴いている人もハッピーになれるセッションを目指していたと思う。
 先のビル・エヴァンス・トリオのように、もの凄いセッションをしていながら気のない拍手しか得られないライヴは不幸な例の一つであるが、飲み食いを伴う音楽はこうしたことに出会う可能性も高い。命懸けのプレーをしているジャズ奏者のステージが実はお客が音楽に集中出来ない空間であるところが、これまた音楽の面白いところでもある。そんなステージには音楽を聴きに行くのではなく、酒を飲みに行く、食事をしに行く、そういう客が集うのである。

さて、「ら・まるみった」でも宣伝して頂いたが、音泉の東京公演が近づいている。
第2回合宿も3週間後である。
ら・まるみったのお客さんは幸いにして、飲み物目的でもなく、食べ物目的でもなく、ラジオ放送に気をとられることもなく、暖かい気持で音楽を聴いて下さった。善意のお客さんたちである。あの場に集ったあのお客さんたちだから良い演奏会となった。何に喜んでもらうことが大切なのか、ちいと目的が紛らわしい音楽会であったが、それでも楽しんで下さったお客様に、まずは感謝である。
音泉の演奏会は、音楽を聴きにきて下さるお客さんがいらっしゃる。アマチュアの演奏会に来て下さるのだから相当に善意のお客さんと言える。だが、ら・まるみったのお客さん程の善意を期待してはいけない。音泉のお客さんには、全員で取組む音楽でしかお返しが出来ないのだから、私たちはお客さんの目的にも適うような演奏をしなくてはならない。

それにしても、ピアノの譜めくりという役は大変に緊張するものでありました。良い経験をしました。あまりの緊張をほぐすため、中休みにワインを飲んだら、思いのほか空腹に効いてしまい酔っぱらってしまった。後半最初の曲は当日チェロの譜面を見てやることにしたのだが、おかげで余計な事をせずにシンプルに音を拾って、脱力して演奏出来て良かった。練習よりもしっくりした演奏になりました。ピアソラはぐっと集中出来た。アルコールの力は偉大なり。酔っぱらってしまったのは誤算であり、申し訳ないことであったが、結果は良かったかも。

お客様の次には、一緒に演奏したみなさんに感謝。慣れないソロをとったり、カルテットをやったり、その他準備やら受付やら何やら、本当にお疲れ様でした。

久々に楽譜の揃わないステージで、短い期間にベースの譜面作ったり、譜めくりしたり、自分にもご苦労様でした。
さて、昼寝をしよう。
[PR]

by bassbassbassyy | 2011-10-30 14:07 | 音楽
2011年 10月 19日

第2回合宿

東京公演に向けた2回目の合宿まで、あと1ヶ月になりました。
来週には団員へ出席の確認、と言う手筈になります。
今シーズン、東京公演のための合宿においては私が細かい手配を行います。
1回目の合宿は、まあまあ上手くいきました。
2回目も上手くいくと良いのですが。

さて、古典プログラムの東京公演。
合宿に参加された方はお気付きのことと思いますが、監督の指示が少々細かくなっています。
音程に対してもアンサンブルに対してもシビアになりました。
でも、音楽を考えれば音楽の機微に求められる事柄は無限に細分化で来ますし、細分化するだけでなく全体をどう捉えるか、楽章をどう捉えるか、各主題、各フレーズ、連結部の関係をどう捉えるかという、少し大きくした見方も大事な問題になります。音程やアンサンブルのシビアさは、監督に求められる、求められないに関係なく正しくなくてはいけません。
目指すべきものは何ら変わらず、私たちが努力すべき事柄も何ら変わっていません。
これまでも気持のある方は、そのまま、これまで通り+より一層の努力をしましょう。
気持が萎えている方は、奮起して頑張りましょう。
気持が散逸しつつある方は、まずは自分がそういう状態にあることに早く気付くべきです。
私たちは音楽の楽しみを真ん中に考えていますが、音楽だけでなく、団員同士の付き合いや懇談、宴会、演奏会を成し遂げるプロセスにも楽しみがあります。そうした音楽の「周辺」的な事柄もとても大事なことですが、まずは音楽が大事である気持がないと、「周辺」的な事柄の大切さも楽しみも、本当は半減してしまいます。
そして、まだ見ぬ「お客様」も大切な共有者です。
「周辺」的な事柄の楽しみに酔ってしまうのは、仕事や家庭の日常から解放されての楽しみもあって致し方ないことではあると思いますが、まだ、ここにはいない「お客様」も最後は共に貴重な空間・時間の共有者となることを忘れて、酔っているのはよろしくない。
あの人、この人と聴きにきて頂きたい人を思い浮かべ、見知らぬ多くの方に聴きにきて頂き、充実した空間、時間を共有する「夢」を大切にしたいと考える今日この頃です。
まあ、大勢ご入場頂ける=赤字が減る、との穿った見方もありますが。
ともかく、第2回合宿まであと1ヶ月です。
[PR]

by bassbassbassyy | 2011-10-19 00:48 | 音楽